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学生フェロー(学生会員)が「ソシオファンド北九州」を語る 戸田 椋也さん・河谷 陽水さんインタビュー

 

社会人が中心となり活動しているソシオファンド北九州ですが、実は大学生も活動に参加しています。

学生フェロー(学生会員)という会員制度があり、大学生限定・年会費不要で、パートナー(正会員)と全く同じ活動をすることができます。

社会人のパートナーと学生フェローは、何かを教える・教えられるといった関係ではなく、お互いに刺激しあい、気づき・学びあう仲間と考えています。

とはいえ、学生の皆さんにとっては、いきなり社会人と一緒に活動するといっても、なかなかハードルが高いと感じてしまうかもしれません。

そこで今回は、現在活躍中の2人の学生フェロー

 戸田 椋也さん(九州国際大学3年生)

 河谷 陽水さん(北九州市立大学3年生)

に、ソシオファンド北九州に参加したきっかけや実際の活動状況、活動に参加したことによる変化などを語っていただきました。

Q.1 ソシオファンド北九州を知ったきっかけは?

戸田さん - Facebookで自分たちの活動を告知できる場がないか探していたところ、偶然、Socio Cafeを見つけて参加したのがきっかけです。

河谷さん-代表の菅さんが大学の講義に講演に来たのがきっかけです。担当の先生がソシオファンド北九州を紹介してくれて興味を持ちました。

Q.2 ソシオファンド北九州に参加したのはなぜ?

戸田さん - 大学でも社会課題の解決に向けての勉強をしていますが、ソシオファンド北九州も同じ北九州というフィールドで、より実践的に社会課題の解決に取り組んでいることを知り、学校などでは学べないことを学びたいと思い参加しました。

河谷さん - 大学生になってから色々な経験をして、知識も得ましたが、そのことについて誰かと話す機会がありませんでした。友達ではなかなか話が合わないし…そこで社会人が集うカフェのような場所を探していたところ、ソシオファンド北九州の存在を知り、「これだ!」と思いました。

Q.3 ソシオファンド北九州ではどんな活動をしていますか?

戸田さん - 協働事業「びびんこ」のメンバーとして、より良い社会を作るために協働団体と一緒に熱い想いを形にする活動をしています。学生の立場として何ができるか、どんなことを提供できるのか、普段の生活から意識して地域やコミュニティに参加してヒントを得ています。そして、もっと若者自らアクションを起こすことで、つくりたい未来を作れるようになったり、社会を変えるきっかけになることを知ってもらいたいという想いから、月1回Socio Cafe for youthを開催しています。若者ならではの発想や考えや企画などゆるく語り合えるコミュニティを作って、北九州からわくわくする活動ができたらいいなと思っています!

河谷さん - 月一回のソシオカフェやメンバー会議への参加や事業に対するアイディア出しをしたり。私が一番楽しみにしているのは月一回のSocio Cafe。職歴や年齢もバラバラの人たちが集い、意見交換をしたり討論したり。私にとってダイレクトに刺激をもらえる場所です。

Q.4 実際に活動に参加した感想は?

戸田さん - 普段の生活では関わることのない分野の人と関わることができ、そこから新たな活動に繋がったりして視野がとても広がりました。また協働を通して学んだことがたくさんあります。特に自分1人の力では解決できなかった問題も、メンバーが一体となれば解決もできるし限界だって超えられることができるということは活動に参加しての一番の学びでした。

河谷さん - ソシオファンド北九州は具体的に行う活動もそうですが、団体の存在自体もなり特殊なもの。協働事業「びびんこ」では、どのように協働相手に寄り添っていくのか、何がこの団体の価値となるのか、それを実感として得ることが非常に難しいながらも、最も参加価値を感じています。

Q.5 活動に参加して何か変化がありましたか?

戸田さん - 今までの自分は、社会課題の解決やまちづくりに対して「手伝っている」といった他人事になりやすい傾向がありました。しかし、協働を経験して、メンバーの皆さんがどんな関わりをしているのか見ていると、協働団体のあるべき姿を考えていたり、自分にとって何ができるのか提案したり。そんな様子を見て、自分の中で社会活動に参加する際の意識が変わりました。日常の生活でも気付いているのに知らないふりをするのではなく、どうすれば解決するのか、自分にできることは何か。自分ごと化して考え行動することが大切だなと感じています。

河谷さん - 協働事業「びびんこ」を通じて、社会を構成する企業がどのようにして運営されているのか、プロジェクトがどのように行われているのかを詳しく知ることができました。その上でどんな課題に悩んでいるのかを知れたことで、より社会の形を掴みやすくなったこと、またそれが個人個人のパワーの集まりであることを実感として知ることができるようになりました。ソシオファンド北九州に参加しなければ知ることのなかったことです。

Q.6 現在活動の中で力を入れているもの、これからチャレンジしたいことは?

戸田さん - 今年はSocio Cafe for youthの活動に力を入れています。オンライン上で6月からスタートして、これまでリアルな場では出会うことができないような人たちとお話をしています。まだ模索中ではありますが、今後このコミュニティからわくわくするような活動ができたらと思っています。

河谷さん - 現在、月一回のソシオカフェの若者版、「Socio Café for youth」を学生フェロー2人で運営しています。参加者が少ない状況ですが、今後は活動を活性化させていきたいです。

Q.7 ソシオファンド北九州以外で何か活動をしていますか?

戸田さん - 身の回りの課題や関心をテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通して学ぶ、実践型探究学習プログラム「マイプロジェクト」を日本全国の高校生に広げる取り組みを行っています。「こんな未来を作りたい!」「みんなにこれを知ってもらいたい!」と、熱い想いを持った高校生たちのチャレンジをお手伝いしたり、高校生の伴走者である教育関係者の方々とお話ししたりしながら、希望あふれる環境を作る活動をしています。

河谷さん - アルバイトをたくさん入れるようにしています。現在は接客業としてのコンビニ、中小企業の一員として家具の開発を行う株式会社、人との関わりを重視した家庭教師をしています。どれも違うベクトルでの仕事で、より幅の広い経験をしたいと思い様々な仕事をしています。意見を交換して自身の感覚をアップデートするためには幅の広い知識や経験が欠かせません。そのために様々な環境に身を置くことにしています。また部活ではテニス、趣味はダーツとプライベートでもいろいろなことから刺激を得るようにしています。

Q.8 ソシオファンド北九州での活動はその他の活動に何か影響がありましたか?

戸田さん - 活動を通して出会った人たちと繋がりを持つようになりました。大学生活では知ることのなかった情報を得たり、共有したり、セミナーに参加したりすることを通じて、自分自身の学びと成長に繋がっています。

河谷さん - ソシオファンド北九州では社会経験を積んで、新しいことに自ら飛び込んで日々自身をアップデートされている大人とたくさんお話をする機会があります。そのため私自身も何かアップデートして成長していかなければすぐに置いていかれます。そうならないように読書の習慣をつけて、また新しい環境に私自身も飛び込んで日々意識的に成長するようになりました。またその中で、ソシオファンドの活動の中で出た話の内容が「こういうことか!」と理解できることもあります。互いの活動でより成長できていると思います。

Q.9 どんな人にソシオファンド北九州での活動をお勧めしますか?

戸田さん - 実践的な社会課題の解決をしたい人、経営やマーケティング、広報などビジネスの要素を学びたい人、コミュニティに参加してみたい人、自分の可能性を広げたい人、答えのない問いにチャレンジしてみたい人。これに該当しなくても、まずは興味を持った方はぜひSocio Cafeなどに参加してお話ししましょう!文字を書くことよりおしゃべりの方が好きなので、まずは一歩踏み出してください!

河谷さん - 私個人としては特に若い人に活動を勧めたいです。私自身そうでしたが、自分の考えていることを友達に伝えてもすぐに底打ちになったり意見が返ってこなかったりするので、若い人に自身とは全く違う環境に身を置く人たちの意見を聞き成長してほしいと思います。ソシオファンド北九州のメンバーの方たちのように話しやすく意見を聞いてくれる人は貴重だと思うので積極的に関わってみて、北九州に関わりながら柔軟に知識と経験をアップデートさせて欲しいです。

Q.10 最後に一言

戸田さん - 今の環境を変えたい!学びを深めたい!と思っている学生の方は参加をお勧めします(^ ^) 北九州には様々な団体があって、それぞれで素晴らしい活動をしています。その中でもソシオファンド北九州は社会人と学生が所属しており、皆さんとの距離が近くてとても楽しく活動ができています。パートナー1人1人の個性も豊かで、何よりもそれぞれの経験と知識は素晴らしいものを持っています。雰囲気などは文字では伝わりにくいこともあるので、ぜひイベントに遊びに来てください!

河谷さん - ソシオファンド北九州は他にはあまり類をみない団体で、北九州で活動を行なっている企業や団体と協働してお互いに成長しています。これは利益目的の企業活動ではなく、北九州に対して私は何ができるだろうかという想いの現れです。ソシオファンド北九州に参加して得た知識や経験以上に、この団体の価値を考え、感じることが何よりの刺激と発見になっています。このことはどこに行っても変わらない本質だと私は思っていますが、ソシオファンド北九州に参加する前には絶対にわからなかったであろうと確信しています。受け入れてくださった皆さんには感謝しています。なんだか難しいことを書いてしまいましたが、参加した当時は(今も)私はただの一大学生でした。そんな私でもなんとか力になれています!ぜひあなたも参加してみませんか?✌️

Socio Cafe for youthをスタートするなど、社会人のパートナーに負けないパワーで活動に取り組んでいる学生フェローの2人は、ソシオファンド北九州の活動に刺激を与えてくれる貴重な存在です。

今後も柔軟な発想と行動力で、新たな活動にもチャレンジしてくれそうで楽しみです。

学生フェローに興味のある学生のみなさん、そんな学生と一緒に活動したいという社会人のみなさん、ホームページの「お問い合わせ」フォームやFacebookページなどで、お気軽にお問い合わせください。


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