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緑豊かなまちづくりを目指して~NPO法人グリーンワーク~

2004年に設立されたNPO法人グリーンワークは、造園施工管理技士や公園管理運営士などの資格を持つ会長の桝本さんをはじめ、花屋さんやグリーンアドバイザーの資格を持つ方など多様な業種のメンバーで活動している。緑豊かなまちづくりをミッションに掲げ、園芸福祉・園芸療法の啓発、啓発活動、子供の環境教育事業、園庭芝生化事業、花のまちづくりの参加など活動内容も多様だ。

その中でも現在は特に、みどりのじゅうたんプロジェクトとニホンミツバチプロジェクトに力を入れて取り組んでいる。


みどりのじゅうたんプロジェクトとは、保育園や幼稚園の園庭・小学校の校庭を芝生化し、子どもたちに芝生の魅力を感じてもらうとともに環境学習もできるプロジェクトだ。今年で10年目になるこのプロジェクトでは、これまで60か所以上の園庭や校庭を芝生化してきた。子どもたち自身が種まきをすることで、芝生に愛着を持ち、裸足で走り回ったり、芝生に集まる生き物を見つけたりと自然に触れるきっかけになっている。しかし、芝生の維持管理はかなり大変だという。維持管理には定期的な水まきはもちろん、専門家のモニタリングが非常に重要であるため、桝本さんは60か所以上の場所に定期的に足を運んでいる。


また、ニホンミツバチプロジェクトにも力を入れて取り組んでいる。このプロジェクトは、単にミツバチを飼育し採蜜するだけでなく、多くの人が関わる一連の活動を通じて自然環境を守り、その必要性を子どもたち等に実感してもらい、北九州市の環境の素晴らしさを世界に発信することを目的としている。具体的な活動として、飼育方法の指導や採密体験、生態の学習。さらにハチミツジュースづくりを行っている。6年目に突入したニホンミツバチプロジェクトはこれまで約200名の人たちが関わっており、うち30名程がニホンミツバチを自宅で飼育しているという。夏休みには「こどもミツバチ博士講座」を開催し、ハチと人間との関りや生態系について学ぶことで、自然環境の大切さを伝えている。また、貴重なニホンミツバチが生息する北九州の環境の良さのPR、採れたハチミツが新ブランドとして親しんでもらえるためにも、ハチミツは現在北九州市のふるさと納税の返礼品となっている。



ニホンミツバチプロジェクトは、毎月第1日曜日の13時から山田緑地で開催しており、普段体験できない採蜜体験などが気軽にできる。みなさんも実際に体験し、北九州の自然と触れ合ってみてはいかがだろうか。


■NPO法人グリーンワーク

〒802-0072

福岡県北九州市小倉北区東篠崎一丁目2番7号

TEL:093-383-6807

FAX:093-941-9806



記事:北九州市立大学 長友みなみ・福谷優花


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