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「みんなで創る、北九州の明日」一般社団法人ソシオファンド北九州

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炭で地球の未来を切り開く NPO法人北九環浄研

 北九州市小倉南区にある蒲生採石場。その中に炭焼きの体験場がある。そこで、「地球を冷やす炭」を作っている団体、それがNPO法人北九環浄研である。

 「美しい地球を子供たちに引き継ごう」そんなスローガンのもと活動を始めた北九環浄研。目的は地球温暖化の防止。そのために、温暖化対策として、クール炭づくりを打ち出している。

出所)NPO法人北九環浄研提供


 クール炭とは、枯れ竹や廃材など、本来捨てられるはずの「廃棄物」を資源として炭にしたものである。本来、地上に排出されるはずの炭素を炭の中に固定することで、二酸化炭素の排出量を抑えることが出来るという仕組みだ。また、この炭を土の中に混ぜることで微生物の活性化、有害物質の分解などが起き、作物が本来よりも大きく、強く生育することができるという。その他にも、コンクリートに入れることで建築物が丈夫になったり、塗料に入れることで癒しの効果を得たりと使い道も多岐にわたっている。

出所)NPO法人北九環浄研提供

 しかし、課題も多い。日本ではまだ炭の活用が遅れていると理事長の小倉さんは話す。小倉さんはクール炭の技術を海外にも輸出しようとしたが、そこで海外の高い炭技術を目の当たりにしたという。海外ではすでに炭を取り入れた建築や環境整備が進んでおり、温暖化対策の切り札として活用が進んでいるという。しかし、日本では、炭は過去の技術とされ、研究・活用があまり進んでいない。実際、小倉さんも自治体や行政などに協働を呼びかけているが、なかなか動いてくれる団体は見つからず、苦悩している。しかし、企業や行政に炭の環境に対する価値に注目してもらうため、IBI(International Biochar Initiative)に所属し、世界の炭の情報を集めたり、炭作りの手軽さ・活用の幅広さを広めるための炭焼き教室を開いたりと積極的に活動している。

出所)NPO法人北九環浄研提供

 北九州をクール炭活用のモデル都市にしたいという小倉さん。将来的には、海外のように日本でも炭の研究・活用が盛んになることを目指しているが、そのためにはまず、若い世代が動くことが重要だと小倉さんは語る。若者が自分たちの未来のために環境に関する情報を入手、発信すること。それが行動につながり、地域を動かしやがては世界を動かすことになると。自分たち一人一人の行動から変えられることはある。小倉さんの言葉にはそう感じさせる熱量があった。


【問い合わせ】

NPO法人 北九環浄研

〒 802-0978 福岡県北九州市小倉南区蒲生5丁目5-21(株)西村砕石所蒲生工場内

TEL 090-9728-3451

Mail kitakan09@gmail.com

理事長 小倉 久秀(おぐら ひさひで)さん



記事 北九州市立大学 井上 知佑・江田 麻仁

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