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子育てをきっかけに地域の輪を広げる ~ ほっと子育てふれあいセンター ~

更新日:2019年1月26日



小倉駅新幹線口を出て徒歩数分、AIMビルの3階に一際目立つ場所がある。この施設の名前は子育てふれあい交流プラザ。ここでは親子が一緒に広場で遊べたり、子供向けの料理教室が開かれたりと様々な子育て支援が行われている。


この施設の中に子育ての相互支援を行うほっと子育てふれあいセンターがある。





ほっと子育てふれあいセンターが提供しているのは、「仕事上どうしても保育所や幼稚園の送り迎えに間に合わない」「風邪を引いてしまったので子どもを預かってほしい」というような子育てに関する手助けを必要とする保護者と、「自分自身の子育ての経験を活かし、現在子育てに向き合う人の手助けをしたい」「子どもが大好きで子どもと触れ合いたい」という思いをもった市民を結ぶ マッチングサービスである。 この事業では、前者を依頼会員、後者を提供会員と呼ぶ。依頼会員は1時間につき800円を支払うことで、様々な研修を受けた提供会員に、子どもの送り迎えをしてもらったり、一時的に子どもを預かってもらったりすることができる。





出所)ほっと子育てふれあいセンターホームページより  http://www.kosodate-fureai.jp/hotfureai/


依頼会員と提供会員の組み合わせは原則固定で、支援の内容により 依頼会員1人に対し提供会員1~3人というように複数でグループを組むこともできる。グループ内では、提供会員が分担して支援のサポートをするという仕組みになっている。ここでは家事支援は原則として行っていないが、子育てに関する様々なニーズに対応している。対象は生後3か月から小学6年生までで 保育園の送迎、登園前や帰宅後の預かり、習い事の送迎や帰宅後の預かり等が主な支援であるが、たくさんの課題を持つ現代社会での子育て事情は大きく変化している。その為、孤独な子育てに悩む親達が増え、それに伴い支援内容も様々で 働く家庭だけでなく専業主婦の親達も利用することができる。


個々にあった必要な支援の提供をする中、必要以上の手助けを行うことにより、結果的に親としての成長を妨げてしまう場合があることを忘れてはならない。親子の自立を助ける事業なので親の役割まで踏み込まないことが大切だという。また、会員同士 思いやりの気持ちを持つことは 最も大切なことであり、その気持ちを持って活動することで、それは次第に信頼へ変わっていくという。その結果、ほっと子育てふれあいセンターがきっかけで知り合った会員同士は、子どもの成長過程を共有するような長い付き合いになることもあるそうだ。

近年、時代の変化に伴いご近所付き合いのような「地域の輪」が無くなってきている。そのような時代の中で「地域の輪」を作るきっかけとなることがほっと子育てふれあいセンターの理想の姿なのだそうだ。職員の黒岩さんは、「現在、依頼会員として手助けを必要としている人が、将来、提供会員となり子育ての支援をしたり、お世話になった提供会員の手伝いをしたり等、この活動を通して地域の輪が広がればとても嬉しい」と語る。

現在ほっと子育てふれあいセンターは、依頼会員 提供会員を募集している。依頼会員は子どもを持つ方ならどなたでも、提供会員は20歳以上で心身ともに健康な方ならいつでも登録可能である。子育てに関する手助けが必要な方や 子育て中のお母さんやお父さんを支援したい方は、ほっと子育てふれあいセンターに足を運んでみてはいかがだろうか。


【問い合わせ】 〒802-0001 北九州市小倉北区浅野3丁目8-1 AIM(エイム)ビル3階 子育てふれあい交流プラザ内 TEL:093-511-3081 FAX:093-511-3082 開館時間:午前10時~午後6時 休館:第1・第3火曜日 「子育てふれあい交流プラザ」の休館日 Web http://www.kosodate-fureai.jp/hotfureai/index.html

記事 北九州市立大学 加藤愛望・富野滉平

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