ソーシャルファミリースペース「もがるか」

最終更新: 2019年1月26日



八幡東区中央2丁目の八幡中央区商店街で、全国初となるソーシャルファミリースペース「もがるか」が10月3日から本格始動している。運営主体はNPO法人福岡県高齢者・障がい者支援機構で、NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインなども協力する。


夕食の提供や学習支援などを行うサービスである「もがるかホーム」は小中学生が対象で、水曜日を除く平日の午後4時から9時まで開いている、昼間は一般向けの飲食店「もがるかキッチン」を営業しており、収益をもがるかの運営資金として活用するという。


現在日本では6人に1人の割合の子どもたちが貧困状態にあると言われており、子どもの貧困率は先進国の中でも高い方だという。学習環境に恵まれないために学力の格差がうまれたり、家でひとりで過ごすことが多く人との関わりが少ないため心や精神面で社会に適応できないという子どもたちも多い。そんな子どもたちに対して、社会の家族をつくる場所を提供するというのが、「もがるか」の目的である。


食事の提供だけでなく、学習支援や人とのつながりをつくることに重点を置いている点が、近年各地で増えている子ども食堂とは異なるという。「核家族化や共働き世帯の増加により、夜遅くまでひとりで過ごす子どもたちが増えてきている今、地域そして社会がもうひとつの家族をつくって支えてあげることが必要」と、NPO法人福岡県高齢者・障がい者支援機構の事務局長を務める今別府さんは語る。


施設名の「もがるか」は鳥のカルガモを逆から読んだものである。カルガモは親鳥の後ろを雛鳥が歩いてついていくが、「子どもが自分の力で前を歩き、大人が後ろからあたたかく見守っていこう」そんな想いを込めたという。





「私たちの目標は子どもたちが育つ環境を国レベルで変えること」と今別府さんは語る。その第一歩として「もがるか」が全国のモデルケースとなるよう日々奮闘中である。八幡東区は北九州市の真ん中に位置し、交通の便が良く、商店街のアーケード内のため雨でも来やすい、そしてフードバンク北九州ライフアゲインの事務所の向かい側という理由でこの場所を選んだそう。フードバンクには食材調達の面で協力してもらっており、今後さらに連携を強めていくという。


子どもたちが「もがるか」にやって来る時間には、大学生などの大人がボランティアで学習支援等を行っている。ボランティアスタッフにも社会の家族の一員として、この「もがるか」を自分の居場所と思ってもらえるようになるのが理想だという。




現在もがるかホームは水曜日以外の平日開いているが、「家族=常にあるもの」のように子どもたちの日常になれるよう、土日を含む毎日開くことを目指している。


オープンからもうすぐ2か月。人手と資金不足など、見えてきた課題はたくさんあるものの、ここでしかできない経験とは一体何なのか考えていくという。子どもの親が「お金を払ってでももがるかに行かせたい!」そう思ってもらえるよう、「もがるか」の利用価値を高めるべく、サービスの質を向上させ、多くの魅力を生み出していきたいと今別府さんは語っていた。


問い合わせ先

もがるかプロジェクト

運営:NPO法人福岡県高齢者・障がい者支援機構

担当:今別府隆志さん

もがるか住所:北九州市八幡東区中央2-15-13

TEL:093-663-6600

WEBサイト:http://www.fedso.or.jp/


記事:北九州市立大学 矢野千春・池上はるか

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