黒崎駅を出て黒崎商店街を歩いて行くと「□sa-ka-so(はこさかそ)」という店舗がある。「□sa-ka-so」はエステサロンを母体に、様々な分野のクリエイター達がたくさんの商品を販売し経営するチャレンジショップを併設した複合施設である。
「□sa-ka-so」にオーナーの伊藤さんは7年前に親子連れを黒崎に集めたいという思いから「黒崎咲そっちゃ」という団体を設立し、アロマやエステ、カフェなどのイベントを月に1度開催するという活動を始めた。その後「□sa-ka-so」のオープンに至った。
「この店舗は将来黒崎にお店を出したいというクリエイター達のチャレンジの場であってほしい」と伊藤さんは語る。クリエイターにとって「□sa-ka-so」を利用することには3つのメリットがある。
1つ目は少ない経費で自分の店舗を経営できることである。低コストで将来独立するための修行をすることができる。
2つ目は自分の店舗のファンができるということだ。ファンを作ることによって独立したときに最初からお客様がいる状態でスタートすることができる。
3つ目はお客様を紹介しあえるということである。様々な店舗を併設しているためカフェ目的で来店したお客様がエステを覗けたり、エステ目的で来たお客様がハンドメイド雑貨を買って帰ったりというような相乗効果が生まれる。「□sa-ka-so」は、クリエイターにとってインキュベーターとしての役割を提供している。
伊藤さんは「北九州で生まれ育った子供達がそのままここで働きたいと思うような北九州市であってほしい。」と語る。「□sa-ka-so」の「□」には「このスペースで」という意味が込められ、「sa-ka-so」には「それぞれの花を咲かせてほしい」という願いが込められている。
カフェやエステ、ハンドメイド商品など様々なモノを楽しむことができる複合施設「□-sa-ka-so」に1度足を運んでみてはいかがだろうか。
□sa-ka-so(はこさかそ)
連絡先:伊藤 由紀子さん kyarol@ymail.plala.or.jp
「□sa-ka-so」http://hakosakaso.gallery/
北九州市八幡西区黒崎1丁目8−13
記事:北九州市立大学 富野滉平・松浦成美
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